最後に「投資」について説明します。投資というと何かギャンブルのように感じられるかもしれませんが、ここで扱うのは株式投資や債券投資など、お金が増える可能性が高いものを購入するということです。間違ってもパチンコや競馬などのギャンブルは胴元が有利なような(もしくは胴元が絶対に勝つような)ものにお金を使うことではありません。
ギャンブルはお金を出している人は平均的には損をします。1000人がそのギャンブルに挑戦すれば500人以上が負ける状態です。(1人の場合は、1000日同じことを繰り返せば確率50%以上で負けることを言います。)これをマイナスサムゲームと言います。“パイの奪い合い”という言葉がありますが、マイナスサムゲームはまさに胴元が利益を取った後のパイの奪い合いなのです。
一方、株式投資や債券投資はお金を出して株式や債券を購入した人が利益を得られる可能性が高いものです。これをみんなが儲けるものをプラスサムゲームと言い、投資した人の中でお金を奪い合うのではなく、経済の成長によって投資した人全員のお金が増えていく可能性があるものです。

貯金で貯めた資産は、さらにプラスサムである投資を利用して増やしていきましょう。定期預金では利子はせいぜい1%前後ですが、株式投資なら平均的には7%程度の資産増加が期待できます。5000万円持っていれば、約350万円(税引き前)の利益が得られる計算です。
ただし、毎年、安定して7%の利益が得られるというわけでなく+30%との年もあれば-10%の年もあるということに注意が必要です。平均すれば約7%の利益が過去には得られていたということです。これは投資にはリスクがあり、必ずしも未来の利益を保証している訳ではないということを意味しています。毎年、確実に儲けられるのではなく、長期的には資産が増える可能性が高いということなのです。
上記のことから「絶対に儲かる」とうたわれる投資話は無視してください。このような話は詐欺である可能性が非常に高く距離を置いてください。絶対に儲けるのならその話を持ち掛けた人が、その投資に自分自身の全資産を投入するはずです。なぜ、美味しい話を無料であなたに教えてくれるのでしょうか?あなただけは特別といった話を絶対に信じてはいけません。


