FIRE

FIREへの誘い

FIREとは

 FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、節約と投資を頑張り早期退職を目指すものです。発祥はアメリカで経済的に自立して早期退職しようというものです。

投資で一定金額以上貯めることができれば、その資産が増えるスピードのほうが、使って減るスピードよりも速くなります。こうなれば通常の退職年齢よりもずっと早く仕事を辞めることができるというわけです。

例えば、倹約とハードワークで1億円の資産を貯めます。その後、株式投資や不動産投資などで利益を生み出します。この利益が1億円の毎年4%だとすると、つまり400万円が収入となりますので、これ以内で生活すれば元々の1億円を減らすことなく生活ができます。

SP500ちゃん
SP500ちゃん
FIRE。とても魅力的な響きね。奴隷のように会社勤めしなくてもよくなるのは幸せなことね。
Dr. めたる
Dr. めたる
このFIREは夢物語じゃなくて、倹約と貯蓄を勧めることで実現は可能なんだ。

自由への切符としてのFIREを実現するためにやるべきことはたった2つです。

ステップ1 出費を極限まで抑える

 自分の支出を極限までに抑え高い貯蓄率を目指します。日々の出費が少なければFIREに必要な資産総額が少なくて済むからです。なので倹約はFIREにとって一石二鳥なのです。10年以内にFIREしたいなら貯蓄率50%を目指すべきでしょう。節約するためには

  • 車を手放す
  • 格安SIMに変更
  • 最低限の保険だけにする
  • 外食を控える

などがあります。出費を極限まで抑えたら、次に説明する投資のための種銭を作ります。

ステップ2 投資する

 上記で節約したお金は投資しましょう。投資と聞けば危険なギャンブルと思われるかもしれませんが、インデックス運用の株式投資ならば、必ず勝てる保証はないものの、これまでの実績では20年以上継続すればプラスになっています。投資には株式、債券、不動産などがありますが、まずは株式投資が第一の選択肢になるでしょう。

ただ、いきなり投資しろと言われても難しいかもしれません。ですので最初は少額から、例えば1万円からスタートします。株式投資で買うべきものは投資信託です。投資信託とはファンドとも呼ばれ色々な株式の詰め合わせパックのようなものです。ファンドの中にもインデックス型とアクティブ型があるのですがインデックス型を買いましょう。連動する指数はS&P500か全世界株式の指数に連動するものがお勧めです。

具体的なファンド名を上げればeMAIXS Slim米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(愛称オルカン)などがあります。これらのファンドは一時的には値下がりするかもしれませんが一度買ったら売らないのが基本です。一度値下がりしても徐々に値を上げていき年平均で6%程度のプラスが狙えます。

あとは1年に必要な生活費の25倍を貯めるだけです。生活費が400万円なら400万円×25倍で1億円。これが年4%で増えるのであれば毎年400万円増えることになるので、生活費の400万円が資産だけで賄えるということです。

FIREの種類

 上記は一般的なFIREについて説明しましたが、FIREにはいくつか種類があります。以下のサイドFIREは達成までの年月が短くて済みますが、最低限の労働が必要になります。

サイドFIRE

 サイドFIREは、完全な退職ではなく、パートタイムの仕事や趣味に関連した仕事を続けるFIREです。正社員という立場から降りて負担の少ない形で働き続けるFIREです。大きな責任を負う必要がないので精神的なゆとりを得ることができます。またフルタイムで働くこともないので時間的なゆとりも得ることができます。

リーンFIRE

 こちらは完全に引退するのですがより節約を重視してFIREを目指すものです。必要最低限の生活費を資産収入で賄います。この選択はより少ない貯蓄で早期退職を実現することが可能ですが、退職後の生活費も非常に限られておりちょっと苦しいかもしれません。どうしても会社が嫌いな人向けです。

ファットFIRE

 リーンFIREとは逆にファットFIREはより豊かな退職生活を目指します。退職後も現役時代と同等以上の生活水準を維持できるFIREです。ファットFIREを実現させるためには多くの資金が必要であるため投資金額を増やすために稼ぎを増やすか、FIREする時期を後ろ倒しにする必要があります。より自由なFIREを目指したい人向けです。

FIREをアセットアロケーション

 FIREを目指す場合の株式投資における資産配分(アセットアロケーションと呼びます)は、個人のリスク許容度や投資期間によって変わります。

バランス型アロケーション

 株式と債券をバランス良く分配するアセットアロケーションです。例えば、株式60%、債券40%の配分が一般的です。日本に住むのであれば債券の利回りが期待できないので債券の代わりに現金でも良いでしょう。最初に決めた割合が崩れたらリバランスをします。

成長重視アロケーション

 若い投資家やリスクを取れる投資家向けの戦略です。生活防衛資金以外は株式100%で運用するスタイルです。少ない資金でFIREできるメリットがありますが、市場の変動によるリスクも高まります。

保守型アロケーション

 リスクを最小限に抑えたい投資家向けです。株式の割合を低くし、債券や現金等価物に重点を置くことが一般的です(例:株式20%、債券80%)。資産は安定性インフレに対応できない可能性もあります。

また、資産は目減りしないのがFIREの1つの定義となりますが、死ぬまでにすべての資産を使い切るやり方もあります。すべてを使い切って生涯を終える「Die with Zero」という本が話題になりました。

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